2013年7月22日月曜日

過酷ノルマなんだぁ・・・・・・

今朝目にした記事。
私の感想その一、この程度で「過酷ノルマ」って言うんだぁ。どんな特別扱いを期待してるんだろ、マスコミ。

その記事はこちら。

美姫 11月の東日本選手権で代表入りへ“過酷ノルマ”

スポニチアネックス 7月22日(月)7時1分配信
美姫 11月の東日本選手権で代表入りへ“過酷ノルマ”
3回転ジャンプを決める安藤…かつてのように跳べるのか
 来年2月7日のソチ五輪開幕まで、22日であと200日。日本スケート連盟が、フィギュアスケート女子の安藤美姫(25=新横浜プリンスク)に代表入りの最低条件となる強化選手復帰のためのノルマを課すことが21日、分かった。東日本選手権(11月1~4日、前橋)で連盟が独自に技術点の目標値を設定し、5種類の3回転ジャンプの成否も判断材料にする。

【写真】プリンスアイスワールド2013で南里と共演した安藤

 母となってソチを目指す25歳にノルマが設定される。安藤が夢舞台に立つには、年末の全日本選手権までに国際連盟(ISU)公認大会で最低技術点の獲得が必須。同大会への派遣は日本連盟の強化選手のみで、まずは強化選手に名を連ねることが必要だ。その条件として、強化関係者は「テクニカルスコア(技術点)が大事。世界で戦うためにかなり高度なスコアがいる」と明かした。

 安藤は10月11~14日の関東選手権(川越)で3季ぶりに復帰する。同大会について関係者は「とりあえず見てみたい」とし、強化選手ノルマが設定されるのは11月の東日本選手権。表現力が評価される5項目の演技点は考慮せず、ジャンプなどの技術点に重点を置く。強化部が独自に目標値を設定し「(トリプルアクセルを除く)5種類の3回転が跳べないと」と3回転ジャンプの成否も判断材料になる。

 5種類の3回転は、今の安藤にとってかなりの難関だ。6月下旬のショー以降に挑戦した3回転は、かつて4回転にも成功したサルコーだけ。ショーを視察した関係者によると「回転が足りないかなと思う」とサルコーですら回転不足の状態。「ただ3回転に挑むだけではダメ。転んだらGOE(出来栄え評価)での加点はないわけですから」とあって、転倒せずにまとめることも必要だ。

 未定だったコーチは、アイスダンスで84年サラエボ五輪に出場した佐藤紀子氏が有力候補に挙がっている。3日に報道各社に送った文書で、安藤は「ソチオリンピックを目指して全力で挑戦していきたい」と気合を入れていた。現役引退を公言して臨むシーズン。夢舞台にたどり着くには、ハードルを一つずつクリアしていくしかない。
 
 
 
私の感想その二、言い訳と要求が見え隠れする文章だなぁ、誰の意向の表明なのかしら・・・
 
 
そもそも論として、
強化指定を得られるなら「過酷」なんかじゃないと思いますが。
 
「(トリプルアクセルを除く)5種類の3回転」って、ジャンプで点を稼ごうと思うなら当然って気がしますけど。
 
休まず競技生活を最優先で過ごしていても、過去の実績は考慮しないって言われたり、トリプルアクセルが必須と言われたりしてる選手もいたような気がするんですが、この差は何なんでしょう。
 
 
これはあくまでマスコミの見方なのだと思いたいです。
もし、安藤選手本人が、希望的観測によるお得な近道を歩もうと、それが得られればラッキーだと、そう思っているんだったら、私はもう彼女を応援できなくなります。
回り道に見えても、茨の道であっても、臆せず王道を進んで欲しいと願うから。
それを貫く選手こそを応援したくなるから。
 
それにしても、「過酷ノルマ」とはねぇ・・・・・・

2013年7月4日木曜日

母の覚悟というもの

安藤選手のニュースに声が出るほど驚き、その驚きがなかなかさめません・・・・・・

賛否両論あるのは当然でしょうね。ソチ五輪を目指すという言葉も見かけましたが、う~~ん、どうなんでしょうね。
先頃アイスショーへ出演したとかの映像を、チラッと観た時に感じた「あれっ?」は、そのためだったのねと納得は出来ましたが。ブランク明けとはいえ、トップクラスへ復帰しようという滑りではないと思ったのです。キレが無いというか重たいというか、らしくない滑りだなという感じで。産後だったのなら腑に落ちました。

それよりも気になるのは、母になった彼女に、不自然なほどの擁護報道が相次いでいることです。

嫌いな選手ではありませんでしたし、応援もしております。だからこそ、あえて言葉にしてみますと、選んだ道ならしっかりと自分の足で歩んで欲しいという事に尽きます。

誰しもいつでも、選択を迫られながら生きているのです。
その結果は決断した本人が引き受ける以外に、何がありましょうか。

母になった彼女に道が閉ざされているのではありません。道は常に開かれているのです。
全日本への出場権についても、他の多くの選手と同様に予選を勝ち進めば出場できるのですから。
休養期間が本人に責任の無い不可抗力であったのならまだしも、そうではありますまい。彼女自身が決断して選んだのでしょう。ならば、歩むのはその道しか無いではありませんか。

マスコミや周囲が騒ぐことによって、要らぬ期待をした挙句に失望するというような事は無いはずですね。
子を持つということは、その子が独り立ちするまでの責任も一緒に引き受けるということです。幸せも多いけれど苦悩も多い重いものですよ。
彼女がその重さも希望につなげて、確かな歩みを続けることを祈ります。