2015年3月26日木曜日

世界選手権にも・・・・・・

世界選手権が始まりましたね。
冷めた目でしか見られなくなっている自分に、少しだけ驚いております。

心躍らなくなったというか、ドキドキしたりワクワクしたりハラハラしたり、とにかく「引きつけられて」観ていたはずが、冷めてしまっています。

先程放送された女子SPも、観ずに済ませようかというくらいだったのですが、トゥクタミシェワ選手3A成功とのニュースを目にして、気が変わりました。3Aを入れてくる選手がやっと出てきたと、確かにうれしい気持ちだったのですが、観ていると悲しくなってきてしまいました。

真央さん以外が挑んだこと、それに対するものではありません。他の選手が3Aを飛ぶこと、飛ぼうとすること、それ自体は喜ばしいことですもの。

ただ、私は思わずいろいろなことを思いだしたり考えたりしてしまったのです。

真央ちゃんは本当に当たり前に、ぽんぽんと普通に飛んでたよなぁと。
ここがダメ、あそこがダメと減点され続けて、どんなに苦しかっただろうと。
高い得点が得られるはずの技を、次々に封じられて、抗議もしてもらえない守ってももらえないなんて、どんなに悲しかっただろうと。
認めて欲しいと、どんなに願ったことだろうと。

大きな点差がついた結果を見ながら、これが当たり前なんだよなぁ、当然だもんなぁ、そう思いながらも、なぜ今なら当たり前に認めてもらえるのと悲しくて仕方がなかったのです。

男子は4回転3回が当たり前になってきている、女子も進歩しなければならないと言い切るタクタミちゃんに、少し慰められた気がしました。
競技する者も観ている者も、みんな分かっている、そう思っても間違いないですよね。