2013年6月28日金曜日

一歩ずつしか進めないけど・・・・・・

目まぐるしく動いて行く社会情勢に、きょろきょろしながら立ち尽くすような日々が続いています。
不都合なものを封じ込めていた壷の蓋が、少しずつ少しずつずれて、中身が溢れ出しているようです。

急いでいた時に、ちょっと今は見ないことにして、ちょっと後回しにしていたことも、溜め込めば動きが取れなくなるのは当然だったのでしょう。もう見ないふりなど出来ませんし、無かったことにもなりませんもの。
一つずつ片付けていくより他に手は無いのです。

始めは、何かをしてもしなくても同じように感じますが、やり続ければ変わるはず・・・・・・
当たり前の事が、当たり前に行われる、当たり前の日々を守らねば。



・・・・・・大層なことばかりではないと思うのです。
一人一人が、自分の日常を誠実に暮らすことに尽きると思うから。

つい先ほども、そんな「日常」を目にしましたよ。
一人の若いおまわりさん。バイクで巡回されてたのか、停車して何かを確認中のおまわりさんに、下校途中の小学生が駆け寄っていました。大きな声で口々に訴えている言葉が聞こえてきます。

「あのなぁ、大変なんじゃ。」
「川に落ちて、困っとんじゃ。」
「なぁ、取ってえ。」

どうやら振り回していた水筒が、川に落ちた様子です。
小さな用水路とは言っても、手を伸ばして簡単に取れる幅ではありません。
「危ないからそこで待っといて。」
「車が来るぞ、じっとしとけよ。」
流されていく水筒を、子供達の安全を気にしながらも、無事に回収したようでした。
「おまわりさん、すげぇ。」
「ありがとう。」
そう言ってはしゃぐ子供達に、
「気をつけて帰れよ。」
と、声をかける姿に、おまわりさんの当たり前の姿を見て、何だか嬉しくなって、安心した私でした。

誠実に、当たり前に、日々を務めることが、一番素晴らしい事なんじゃないかと、改めて感じました。
一つずつ、一歩ずつ、良心に従って歩みたいと、そう思います。

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