「法令遵守」という言葉があります。法令を守り、それに従うことですよね。
「コンプライアンス」と同義だと思っていましたが、コンプライアンスの方にはもう少し幅があるようで、法律を守ると同時に、社会規範や企業倫理を守ることも含まれるようです。
社会生活を営む上で、法律を守ることは欠かせないことだと、私は思っています。何事においても、その中でのルールを守ることは、存在意義に関わる問題だと思っていますから。
法律を守ると同時に、経験から得た社会規範に則り、自分の良心に従って行動する・・・・・・、言葉にすると随分と窮屈な印象ですが、当たり前に日々行っていることですよね。
法律に違反すると罰則がありますが、社会通念上の規範を破った場合は「罰則」もなければ「罪」にもなるわけではありません。ただ社会の目に晒されて、そのように評価されるだけです。細かく条文化されてはいなくても、厳然と存在する共有している枠を外れたならば、もうその中に同化することは出来ないのだと思います。
規則の隙間を縫って、ギリギリをすり抜けようとすると言うことは、うまくいった時には他の者が得られない利益を手にするかもしれませんが、同時に他の者と共存し尊重し合う関係からは離脱するという事です。賞賛や尊敬をされることは期待できないはずですね。
一時、大きなものを手に入れても、失ったものも多かっただろうと思いますし、失ったものは二度と手に出来ないでしょう。
何を手放して、何を守り続けるか、その選択が自由であり、その人の持つ人間性を表すと思うのです。
「船が沈みそうな時には、大して大切ではないと思うものはみんな船の外に放り投げてしまった」という様な事を言ったのは、スカーレット・オハラだったでしょうか。「一度捨ててしまったものは、時流が変わってから拾い上げても、決して元と同じではあり得ない」と、レット・バトラーが答えていましたが、その通りだと思います。
増してや拾おうとさえしない某選手に至っては、何をかいわんやといったところでしょうか。
そして、私が浅田選手に魅かれるのも、この点なのです。
彼女は決して捨てないのです。
全てを守り続けたまま、荒波を漕ぎきって行くようです。
私達は手を貸すことなど出来ないのです。ただ応援するだけしか・・・・・・
それなら、私達に出来ることは何だろう、そう思った方にお願いいたします。ぜひFPUの署名活動にご参加下さい。
どこかの市長のように「入れ墨よりやる気が大事」だなんて、そんな論理のすり替えを許さぬ為にも、スケート界から一石を投じませんか。
※携帯用署名ページ
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