いろいろと、開催前の情報番組がありますね。
今もそれを観ていたのですが、うんざりする説明があったので、ちょっと愚痴らせてくださいね。
浅田真央選手。
前回は鈴木明子選手に次ぐ二位で、涙を呑んだといった様な表現(聞き流してしまったので正確ではないかも)でしたが、そのあとの説明がびっくりです。
なんと彼女は、バンクーバー五輪の後、二年の間スランプに陥っているという説明なんです。
スランプになったから、技術を見直してやっと良くなったところ、という印象操作がしたいかのようです。
私の認識と、あまりに違うので「はぁん?」と声が出そうでしたよ。
基礎からやり直す、身に付けたものをいったん捨てて習得しなおす、それを彼女は五輪前から考えて、五輪終了後すぐから取りかかったと記憶しています。なんと自分に厳しい選手だと、改めて惚れ直す思いがしましたもの、私。だからはっきり覚えております。
案の定、マスメディアは一様に、スランプだスランプだと騒いでいましたね。彼女の臨んでいる試練を知っていて、それを報じずに「不調」だの「スランプ」だのとよく言えるものだと呆れたものです。分かっていてやっている、こんなに悪質なものってあるでしょうか。
それでも彼女は、何一つ言い訳はせずに、黙って努力を続けていました。
何も言わなくても分かりますよね。だって、どんどんスケーティングが洗練されて美しくなっていくのを見ていれば。どんどん進化していくのを観られる醍醐味と幸せを貰っているんだと、私は勝手に思わせていただいてます!
それを先ほどのNHKの放送では、まるでスランプに陥って、抜け出す為にスケーティングをやり直していた、そう思わせるように言うなんて。何故事実を淡々と放送できないのかと、憤らずにはおれません。
事実は、
・コーチ不在で練習している間に、知らず知らず癖が付いてしまった。
・スケーティングを基礎からやり直したいと決意した。
しかし、五輪まで時間が足りない為、五輪後にそれを延ばし、
・それを実行した。
習得していた技術をいったん全て手放すわけだから、当然ながら、
・今まで跳べていたジャンプが成功しなくなる。
その苦しさに耐えて練習を続け、
・失敗もある中、ジャンプが成功しだした。
本人も周りも手応えを感じるほどに、
・ジャンプを含めたスケーティングが完成されていく。
こんな感じではありませんか。
取材したなら、解説するなら、これを分かりやすく伝えるべきなのに、こともあろうに時系列を入れ替えるような説明で、あたかも、
・五輪で二位になった。
・その後のNHK杯でも、鈴木選手に負けてしまった。
・ジャンプを直すことにした。
・だからようやく成績が上がってきた。
こう錯誤するような誘導をするなんて。
マスメディアは、何の反省も、何の理念も無く、偏向放送を続ける気なのだ、そう言われても、仕方ありませんよね。
間違った世論を作られて、あらぬ方向に誘導されるなんて、真っ平御免です。
フィギアスケートで感じた違和感で、政治で行われている「偏向報道」や「世論誘導、形成」に気付かされた程ですから、もうだまされませんよ。しっかり見届けて、文句もはっきり言います。
それにしても、フィギュアスケートをうっとりと観ていたかったのに、こんな気持ちで観なくちゃいけないなんて、本当に残念だし悔しいです。
こんな状況を改善する一助になるはずの、私達の署名活動にも、どうかご協力をお願いいたします。
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