2012年4月23日月曜日

選手は得をしない!

PCSが高いとか、低いとか、数字を見ればいろいろと言う方はいるでしょう。
ジャンプ認定が甘いとか、辛いとか、そう感じる時も、もちろんあります。
人が行っている以上、多少の幅は生じるでしょう。
好悪があるのも仕方ないかもしれません。

しかし、ジャッジとしての矜持があるならば、明確に説明が出来るはずですし、疑問を持った者を説得できるはずです。そのための努力を怠ってはなりますまい。
恣意的に運用できる基準であるからこそ、微塵も疑いを抱かれぬ判定を行うべきなのです。

優れた技に高い評価を。
秀でた表現力に高い評価を。
魅力的な個性に高い評価を。

裏も表も必要ないのです。
不都合も好都合も、入り込む余地はありません。

ただその一瞬の演技そのものを、全ての選手に平等な曇りない眼で、邪な思いのない心で、豊かに蓄えられた知識と経験で、採点してほしいと願うことは、無理ではないはずです。

選手たちが不相応に低い得点、または不相応に高い得点を得て困惑する表情を見せるのは、見ているだけで心が痛みます。
疑惑を持たれるような結果を得ても、彼らは得などしません。それどころか、彼らが自身の精進によって成し遂げた演技そのものまで汚してしまうのです。
彼らの才能と努力、支える人々の献身を、踏みにじらないでいただきたいのです。
これが、私が今回の署名運動に参加した理由です。

フィギュアスケートはスポーツです。そして芸術性まで備える優れた表現です。
この素晴らしい競技を、台無しにする現状を打開する為の力を、どうぞお貸し下さい。

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