2014年11月9日日曜日

あんなハプニングはいらない!

GPS中国大会のライブ中継。観始めた時には、まさかあんな事故が起きるなんて、思ってもいませんでした。
見ているだけでもきゅっと心が痛んだのは、きっと私だけではなかったと思います。

直前練習の混雑したリンクでの事故は、不幸なことに度々起こっています。しかし、私が昨夜感じたのは、今までとはちょっと違ったものでした。

ぶつかって倒れこんだ選手が、そのまま放置されていたこと。
選手自身が立ち上がって、自力でリンクから上がったこと。
簡単な手当の後、試合に出場したこと。

これでいいのかと、疑問ばかりが膨らみます。
なぜ適切な救護が、迅速になされないのでしょうか。頭部を強打するというのは、深刻な影響を懸念すべき緊急事態です。大事を取るに越したことは無いと思います。選手本人が出場にこだわっても、冷静に諌めて止めることが必要だったのではないでしょうか。


加えて、

棄権を避けて滑ろうとする選手を、ことさら美談のように煽る実況。
精彩を欠き、転倒も多発する演技に、不似合いな得点を与えること。



羽生選手が高難度のプログラムで挑んでいること、転倒の減点はなされていること、その上での採点であること等を考えても、やはり疑問が残ってしまいます。少なくとも採点は、選手個々の事情に関わらず、全ての選手に平等に公平になされなければ、「採点」の意味はありません。

その場で為された演技だけを、ただ淡々と評価して欲しい。栄誉や賞賛は後からついてくるもの。
そう願って久しい私ですが、この願いが叶う日は来るのでしょうか。


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