2014年3月30日日曜日

2014世界フィギュア

浅田真央選手の集大成の演技を、テレビ観戦ではありますが、確かに見届けました。

言葉では表せない気持ちを、お分かりいただけるでしょうか。

私は彼女の演技がとても好きです。
魅かれます。
他に比べる人が無いくらいに魅かれます。訳や意味を語る必要がないほどに、圧倒的な存在感と表現力、ただひたむきにフィギュアスケートの完成形を求める姿、全てに。

だからこそ、これはおかしい、何とかできないものかと思ったのでした。
一人一人の力は小さくとも、大勢が集まれば、そうも思いました。
結局何も出来なかったなぁと、あたりまえのことを今、改めて考えています。

ただ、確かに変わったこともあると思うのです。少なくとも私にとってはそうです。

見ないふりをしていた様々なことを「見る」「見ようとする」ようになったことが、一番大きな変化でしょうか。学生時代の「お勉強」とは違う「考える」ということを、人として取り戻したような気がしています。

これからのことを聞かれて「ハーフハーフ」と答えた真央さん。どんな答えであっても、私は彼女の決断を支持するでしょう。
演技後のインタビューでの浅田選手の表情が、戦う選手のそれではなくなっているように感じたのは、気のせいかもしれないしそうではないかもしれない。決めるのは「浅田真央」、それでいいし、それしかないと思うから。

「浅田真央」の登場によって変革をもたらされたフィギュアスケートの世界が、
「浅田真央」によって善も悪もあぶり出されて、
「浅田真央」の退場と共に終焉する、そう感じています。
後に残るのは何なのでしょうね。
それを見届けて、その後自分はどうするだろうかと、思ってみてもはっきりとは見えてきません。

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