2011年9月11日日曜日

自分の目と…

私が感じるものと、採点による評価。
そのあまりの乖離に、不自然な作為を感じました。

フィギュアスケートの採点方法を知っている訳ではなくても、演技の素晴らしさは理解できます。
音楽や舞踊に興味がある人は、みな同じではないでしょうか。一音一音を表現することに悩んだ覚えがある人なら、尚更でしょう。

浅田真央選手から感じた「表現」は、これまでの彼女から更に広がりを感じるものでした。
文学で言うなら、行間に著されるものとでも言うのでしょうか。楽譜通り、振り付け通りに実施することが出来てからスタートする「表現」です。
直接心に響いてくる、その表現力に対する評価。その低さ、と言うよりも、それ以上の評価を得ている演技が他にあった、その演技から感じるものの貧しさに、愕然としたというのが本音です。
あの評価バランスは、全てのジャンルの表現者を冒涜するものだと感じたのです。

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