2012年4月19日木曜日

自己主張か、わがままか・・・・・・

(あくまで私の認識ですよ、と前置きしておきます)

日本での交渉事というのは、
・相手の立場も思いやって、
・遠慮気味に、
・あからさまではない持っていき方をする。

こんな感じが多いし、その方が角が立たずに円滑に進むものです。

対して、外国に(ちょっと乱暴に括ってみます、もちろん違う国もたくさんあります)多いのは、
・自分の利益だけを、
・声高に、または威圧的に、
・要求が通るまで繰り返し繰り返し、エスカレートしながら。

そんな印象です。

いくらなんでもそれは無いだろうという線から話を始めて、相手の出方によって譲歩したような形を作って終わる外国流。
まるで、剣や斧を振り回して、何度か刃を合わせ火花を散らせた後で鞘に収めるような・・・・・・

日本は刀を腰に差してはいても、抜かずに間合いを取って相手の力を見極め、それだけで勝負がつくこともある。
名乗りを上げ、正面から一対一で向き合う事を求めるような、いきなり斬りかからず、じわじわと間合いを詰めながらにじり寄るような・・・・・・

これって、今に通じる決定的な違いがありませんか。
交渉事の最初のラインの引き方。
妥協ラインを大きく踏み越えたところから話を始めるやり方と、
妥協ラインの手前から話を詰めていこうとするやり方。

そりゃ前提条件がこれだけずれてりゃ、勝負になんかなりませんわ。
外国に出て相手のルールの中で交渉するなら、奴らのやり方で踏み込まなくちゃ。
奴らがこちらの国の中で何かをしようとした時には、グローバルスタンダードだなんて妙に物分りよくなってやらずに、白い目でじろじろ見て恥知らず扱いしてやりゃいいんです。
他国に他国の歴史文化があるように、日本にも日本の歴史文化があるんです。それも、突出して長い歴史文化のはずです。
使い分けるものは使い分けて、むやみに踏み込ませない姿勢も示さないと、いいように使われるだけですもの。

日本人はおとなしい、これはある意味で正しいでしょうね。
ただし、表向きだけのことですよね。裏、と言うと印象よくないけど、私的な場面ではみなさん言いたい放題言ってるでしょう。
その言いたいこと、少し表で言うようにする場面もつくりませんか、と思うのです。良識のある大人同士では言う必要もなかったことですが、子供にはいちいち言い聞かせて育てていますよね、みなさん。
だって言わなきゃわからないんですから。
いちいち口に出して言うのは、場も悪くするし疲れますけど、仕方ありませんよ。何しろ相手が我々の常識からは大きく外れた振舞いをするんですから。放って置いて止める気配なんてありませんし。

わがままだ、勝手だ、恥ずかしい振舞いだ、と我々が思わず怯む言葉を使わせるようになってしまったのも、それで我々が引っ込んできた事実があるからに過ぎません。中身の無い脅しは無駄だと学習し直させましょう。

日本人一人一人が、自分の心に問うて、良かれと信じた道を歩み続けることが一番大切ではないかと、そう思います。
正念場です。


フィギュアが無かったら、浅田真央さんがいなかったら、こんなこと考えることもなかったかもしれません。
・・・・・・というわけで、FPUの署名にもご協力下さいませね。


0 件のコメント: