2012年7月22日日曜日

今昔お花畑頭

ロンドン五輪日本選手団の結団式が行われたそうです。
某女性歌手が国歌斉唱を、というニュースに触れて、そういえばこの人の歌を上手いと思っていた時もあったなぁと思い出されました。歌なんてテレビでしか聞かない見ないという子供の頃のことです。抜群の歌唱力云々というナレーションを信じていたものです。疑ってみることも無い日々が長く続きましたが、久しぶりに聞いた時には、「あれ?こんなだったっけ?これって上手い??」と戸惑ったことを覚えています。劣化とかだけではなかったはずです。懐かしのなんとかの類の映像を観ても感想は変わりませんでしたから。
・・・・・・ということは、変化したのは私の方なのかしら、と考えてみれば、思い当たることは、クラシックの生演奏に触れる機会が多くなっていたということ。アマチュアから一流どころまで、本当に様々な演奏を、臨場感溢れるシチュエーションで聴く機会に恵まれたことです。自覚が無くてもいつのまにか「耳が肥える」という状態になっていたのでしょう。もっとも、この頃にはまだ、「何故テレビでは、この人が上手いという前提で話をしているのかしら」程度の事しか思っていませんでしたけれどね。その程度ではびくともしないほど刷り込みが行われた頭だったなんて言われても、認めるしかないと思っています。

せめて彼女が誤魔化し無く真摯に歌ってくれたなら、少しは見直すのになぁとも思いますが(甘いでしょうか?)、目にするたびに感じるのは、良く見せよう、良く見られたい、そんな「欲」ばかりで、星の数ほど居る歌い手の一人というだけです。態度が無駄に大きいから、不快感さえ覚えますし。
せっかく良いものを持ってはいても、磨かなくては意味が無いのですねぇ。こんなオバちゃんのお花畑頭にも分かるほど、張りぼてになんかしちゃうから、バレちゃうんじゃないのかなぁ、と忠告してあげたくなってしまいます。

何事も真摯に、そして程々にね。

!!
これってフィギュアの話じゃなかったはずなのに、なんだか色々と重なる点がありそうですね。
そちらの方の是正も急務ですから、ご協力お願いいたします!





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