2012年2月15日水曜日

休眠預金を・・・

驚きのニュースです。

政府、復興財源に「休眠預金」検討=金融界は反対

時事通信 2月15日(水)12時18分配信
政府は15日、金融機関で10年以上お金の出し入れがない銀行預金口座(休眠口座)の預金を、東日本大震災の復興支援財源に充てる検討に入った。同日夕に開く政府の「成長ファイナンス推進会議」で議論する。
英国などを参考に第三者機関が設置する基金に休眠口座の預金を移す案などが検討される見通しだ。ただ、銀行などは基金の管理運営や費用負担などをめぐって反対意見が多く、実現には紆余(うよ)曲折が予想される。
「休眠口座」は最後に資金を出し入れした日から10年以上が経過した預金のうち、預金者との連絡が取れないものなどを指す。銀行や信用金庫などを合計すると毎年800億~1000億円が発生しているとみられ、請求のない預金は銀行の収入となっている。
「休眠預金」って、身近な例だと、キャッシュカードでほぼ全額を引き出して、後に残った端数残高をそのまま入出金せずに放置、年数が経過したものがあります。残高がないと思って通帳記帳もしていない方も、意外に多いのです。
千円未満の預金のうち、利息の入金しか動きが無いままで10年が経過すると、預金者の権利が消失して所有権が金融機関に移ります。口座そのものが無くなって、別勘定になるのです。
実際には、預金者から払い戻しの申し出があれば、支払ってくれます。日本の銀行は、金融機関としての信用を大切にするので。

この、請求があれば払い戻しを行っている「預金」を、法律上は権利消滅していることを根拠に、勝手に使おうとしているということなのです。金融機関としては考えられないことだと思います。
だって、請求があれば払い戻しに応じているのですから。

私には、他人の財布に手を突っ込むことだとしか思えません。
実行されるかどうかではなく、こんなことを本気で考えること、そのものが大問題です。
注視していなければなりません。そして、阻止しなければ!
こんな当たり前の事を、わざわざ口にしなければならない日本になったということが、本当に悲しいし情けないです。

0 件のコメント: